[Win10]アップデートが動かない
Windows10 1607 32bitのPCでした。
 WindowsUpdateが全く動いてくれません。
 ダウンロードまでは走ります。
 が、インストールができません。
 msuファイル単独で持ってきてもインストールができません。
 MS謹製のトラブルシューティングツールはどういうわけかオールセーフで通過。
 CatRoot2フォルダやSoftwareDistributionフォルダの削除も実施したが変わらず。
 極めつけは
 dism /online /cleanup-image /restorehealth
 コマンドを発行すると、4.5%あたりで
 エラー1009
 構成レジストリデータベースが壊れています
 なんてこった
 Windows10 1709インストールディスクから強制アップデートをかけます。
 が、2回目の再起動で45%あたりまでいったところ
 失敗
 元の構成に修復され、戻されます。
 0x8007001F – 0x3000D
 MIGRATE_DATA 操作中にエラーが発生したため、インストールは FIRST_BOOT フェーズで失敗しました
 チーン
 さぁて打つ手無しかと探っていたところ
 どうやらWindowsUpdateのデータベースとなるレジストリファイルが
 c:\windows\system32\configの中の
 COMPONENTSファイルがWindowsUpdate周りのデータベースである模様
 で、このレジストリが破損している為に、DISMも、sfc /scannowも、WindowsUpdateも、msu単体インストールも何もできない状態になってしまったようです。
 システムの復元・・・0バイト!
 万事休す
 いやまて、動きを見ているとCOMPONENTSのファイルはどうやらアップデート等が走ってるときでないと読み込まれないみたいだ。
 実際、HKLM\COMPONENTSは通常は表示されていない。
 アップデート等が走っているとひょこっと出てくる。
 アップデートが走っていないときはファイルもロックされていないのでリネームや削除が可能だ。
 てことは、やってみることはもう最後の手段。
 別のPCからCOMPONENTSのファイルだけを持ってくる。
 まずエラーを起こしてるCOMPONENTSのファイルを一応.old拡張子を付けて保存しておく。
 そして、検証用でとってあるWin10 32bit機からCOMPONENTSファイルだけを持ってくる。
 (但し、検証用PCの方は既に1709アップデート適用済)
 その状態で、Windows10 1709インストールDVDからアップデートインストールをかけてみる・・・!
 その結果
 なんか復活!
 Windows10 1709に無事アップデートされ、
 msu単独のインストールもでき(KB4093105のmsuで確認)
 残りのアップデートもWindowsUpdateで正常にインストールできるようになりました。
 これはいい裏技というか抜け穴を見つけた。
 別のPCからCOMPONENTSファイルを持ってくる場合は、アップデート済ファイル等のデータが不整合しまくってるので、置き換えた状態からのDISMやsfc /scannowは絶対かけない方が良いでしょう。
 今回はアップデートインストール前提でおこないましたので、仮に同現象が起きてる場合は、COMPONENTSファイルを置き換えたらすぐDVDかUSBメモリー経由でアップデートインストールしましょう。
 勝手にWindowsUpdateが走り出すかもしれないので念のためオフライン推奨です。
 なお本当に何が起きてもおかしくないので、今回はたまたま復帰しましたが、全ての環境で戻る保証はありません。

例のノート、快調だよー。
ただ、ちょっと温度高いみたい。
おじさん、進歩についていけない。
そのうちPCが要らないような時代になっても、PCが必要おじさんと揶揄されるようになってしまいます・・・w