[ツーリング]また氷見に寿司を食いに行く 第三目標 バス事故の現場

前回は青木湖バス転落事故と犀川バス転落事故の現場を訪れましたが
今回は2件
天竜川バス事故(1951年)

飛騨川バス転落事故(1968年)
詳しくは解説サイトやwikipedia等を参照下さい。
どちらの事故現場にも慰霊碑が存在します。

天竜川バス転落事故の慰霊碑の場所はちょっと特殊な場所にあります。


そう・・・
原田橋崩落で通行止めになり、さらに新橋建設の右岸側すぐ近く
今は工事中なので、とてもたどり着けません。
というわけで、対岸から
新橋も橋脚の施工が済んで、橋台の工事と橋桁の懸架が続くような感じです。
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写真中央の橋脚奧に見える赤い橋の右側に天竜川バス転落事故の慰霊碑が存在します。
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橋が完成したら撤去されるであろう仮設迂回路の沈下橋
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続いて、飛騨川バス転落事故の現場付近に建立された慰霊碑
実際の事故現場から約300m下流に建立されたとのことなので、実際の現場は上麻生ダムの取水口から取水された開渠水路の沈砂池対岸付近でしょうか。

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岩肌が露出している飛騨川へ、道路の前後を豪雨による土砂崩れによって寸断され立ち往生した6台のバスのうち、2台が転落しました。
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救助にあたる際に、上流のダムでなんとか水流を留めようと試行錯誤し、転落したバスの捜索を行った訳ですが、そのダムの一つが上麻生ダムでした。
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しかし、発電取水用ダムですので、容積がまるで足りません。
さらに上流のダムと連携して放流制限して、なんとかバスの発見、そして被災者の救助や収容等を行いました。
ダムの使い道も様々ですが、人命に関わる洪水調節も大事なお仕事の一つです。
上麻生ダムは先述の通り発電専用で洪水調節は本来の用途ではありませんが、緊急事態でしたのでそのような運用をしました。
このような急斜面の前後を土砂崩れで塞がれ、孤立したところをダメ押しで横から土砂が崩れてきたら為す術はありません。
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今でも豪雨時に通行止め措置が執られる道路は山間部に多いですが、このように土砂崩れによる被害を防ぐ為にも、仕方がないのです。

[ツーリング]また氷見に寿司を食いに行く 第三目標 バス事故の現場” に対して2件のコメントがあります。

  1. たいちょ より:

    私が通った当時、県道1号の長い道を抜けた後、
    国道部分も旧道しかなかったような記憶が…。
    1990年ごろでしたか。
    ポンコツ国道で、私はバイクでしたが、
    大型車同士のすれ違いはできなかった記憶が。

  2. rance より:

    天竜川バス転落事故の慰霊碑のある所は旧道(廃道)部が残ってますので、そちらの車線幅だとしたらだいぶ狭いです。
    今でも前後の国道473号の狭隘区間は工事車両の離合ポイントがちゃんと設けられた上で大型車も通ってます。
    今三遠南信道のいいバイパス作ってますよー
    多分Google空撮で見られると思います。
    あと沈下橋がオーバーフローしてるところもw

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