ファンの異音解消

PCの内部では冷却のために各種クーリングファンが使われています。
しかし、そのファンの軸受け部分が破損したり、油切れを起こすとファンの回転が鈍くなったり、最悪の場合は固着して回転しなくなってしまうことになります。
規格で決められたサイズのファンであれば、アフターマーケットでいくらでも入手できますので交換は容易いですが、グラフィックボードやノートパソコン用の横向きに風を送るファンについては、同等品を探すのは至難の業となります。
そこで、ベアリングが破損しておらず、単なる油ぎれによる固着でば、軸受け部に注油することで異音や回転不良を有る程度押さえることが出来ます。
今回のサンプルはこちら
P1000182.JPG
通電時に回転を始めるだけのトルクが得られずに止まり続けてしまうクーリングファン。
通電しながら指でちょっと押してやると回り始めるのですがどことなくギクシャクしてます。
ファン部分が台座に3留めされてるだけなので、外して、シールをめくると軸受けがご開帳。
ここに機械油を一滴ほど垂らし、ファンブレードを指で軽く回したり、中心部分を軽く押し引きしたりして、よく馴染ませます。
P1000183.JPG
馴染むと、指でちょんと押すだけでスッと回るようにります、そうなればOK。
ある程度回りがよくなったら、軸受け部分に柔らかい布等を軽く押しつけ、油分を出来るだけ拭き取り、また改めて注油します。
これを何回か繰り返し、古い油を出来るだけ落とし、新しい油へ馴染ませます。
上の写真でも、めくったシールの裏に、古いオイル分と、巻き込まれたホコリとが一緒になって黒い粒状の固まりになってるのがお解りになるかと思います。
注意していただきたいのは、必ず潤滑油・グリースなど(100円ショップなんかで売ってるミシン油でもOK)使いましょう。
鉱物油ですと樹脂を侵す等も言われますが、大抵のファンは材質に耐油性の高いPBTを使ってますので大丈夫です。
CRC556やシリコンオイル等は揮発性があるため、すぐに軸受けの潤滑が切れてしまいます。
特に556は樹脂を侵すこともあるので、絶対に使わないでください。
あふれるくらい注油する必要もありません。
一滴で十分過ぎるくらいの量になります。
注油しすぎると、遠心力によって余剰の油が四方に飛び散ってしまったり、裏面のシールの粘着を侵してしまい、シールが剥がれ、ベアリング部へのホコリの進入を許すことにもなってしまいます。
カラカラ・シャーシャー といった音であればベアリングの注油で改善する事も多いので、一度お試しあれ。

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